大人の韓国語学習者必見!単語は「語源」を知って効率的に覚えよう!
語彙力は、韓国語の学習の上達において最も重要なことの一つといっても過言ではないですよね。
単語帳をみながらテスト勉強のように暗記、暗記…ひたすら暗記…
語学の勉強は、
「地道な努力の積み重ねを、継続していくこと」が基本です。
しかし、学習を続けていくとなかなか覚えられない単語に悩まされ…
徐々に飽きてきて勉強が楽しくなくなり、つまらないものになってしまいます。
韓国語の学習に飽きてきた時には、韓国語の学習へのアプローチを変えてみる事がおすすめです。
語源を手がかりに単語を覚えていく
「語源学習法」という学習方法を聞いたことがありますか?
今回は、韓国語の単語学習に役立つ「語源学習法」を紹介します。
目次
韓国語の単語は3つの「語源」
韓国語の単語は主に
- 漢字由来の「漢字語」
- 元から存在する「固有語」
- 外国から来た「外来語」
の3つから成っています。
韓国語の勉強を進めていく上で大切なのは、
初級→中級→上級と、自分のレベルにあった順番でいくことです。
なので、単語を覚える時はこのような順番で進めていきます。
単語を覚える進め方
- 固有語 → 漢字語
- 単語 → フレーズ → 文章
初級から中級の時は、「固有語」を中心に覚えていく事かおすすめです。
なぜなら、日常会話では漢字語よりも「固有語」を使う事か多いからです。
漢字語
漢字語とは?
「漢字語」とは元々漢字で存在している単語をハングル文字に置き換えて作られた語の事をいいます。
例えば、「한국어(韓国語)」という単語でみると、
韓=한、 国=국、語=어
漢字が元になっているので、基本的に漢字1つに対してハングル文字は1つというのが「漢字語」の特徴でもあります。
例えば、「無」という漢字でみてみましょう。
- 무리(無理)
- 무료(無料)
- 무사(無事)
- 무대(舞台)
- 무요(舞踊)
このように「漢字語」は「漢字の語源」を手がかりに覚えていく方法もあります。
韓国語の試験では上のレベルになってくると、「漢字語~固有語」まで幅広い知識が求められてきます。
順番としては漢字語を覚える前に、まずは日常会話で使う機会の多い「固有語」から覚えていきましょう。
「漢字」を元に覚える方法で書かれたテキスト
「オールインワン 韓国語「漢字音・漢字語」ハンドブック」などもあるので、よろしければご参考ください。
リンク
外来語
外来語とは?
ショッピング「쇼핑」などのように
英語などの外国語に由来しています。
外来語は、声に出して読んだり・音で聴いたりすると何となく想像がつくきやすいので、よくあるパターンの法則さえ覚えてしまえば、比較的簡単に読むことができます。
「外来語」の法則は「英語の語源」を手がかりに覚えていくことで、理解しやすくなり覚えやすくなります。
韓国語の外来語を読めるようになるには、「外来語によくあるパターンの法則」を覚える方法がおすすめです。
>韓国語単語の外来語を読むコツ・覚え方【パターンの法則を知って語彙力アップ!】
固有語
固有語とは?
古くからその土地に存在してる言語のことをいいます。
固有語の単語をみてみましょう。
水=물
鬼・お化け=도깨비
漢字が元になっている「漢字語」はなんとなく想像がつきやすいですが、「鬼やお化け」を意味する「도깨비」などのように「固有語」は漢字とは関連性がないため、記憶に残りずらく覚えにくいのです。
そこで「固有語」を覚える手がかりとして、
おすすめするのが「語源」です。
成り立ちを知ることで、単語は覚えやすくなる
「固有語」の覚える時の「語源学習法」とは、韓国語単語をパーツに分解し、
そのパーツごとの意味から単語全体の意味をつかんでいくという学習方法です。
日本人が、初めての未知の単語に出会っても、漢字の部首で何となく推測ができるように韓国語の単語にも意味を推測するためのパーツがあります。
丸暗記とは異なり、「語源=パーツ」が理解できてくる事によって、単語の真の意味を深く理解することができ、暗記しやすいだけではなく、初めてみる単語でも意味を類推することが可能になるのが「語源学習法」です。
脳科学の観点からも、理解して覚える「意味記憶」を得意とする大人にとって、とても有効だと言われています。
たとえば、
「밑」には 「下・下に」という意味があります。
このパーツと単語がつながることで、 新たな単語ができあがります。
밑천
意味:元手、資本金
この밑천という単語は
밑(下)+천(銭)=밑천
밑바닥
意味:底、どん底
この밑바닥という単語は
밑(下)+바닥(床)=밑바닥
밑갈
意味:原料、種
この밑갈という単語は
밑(下)+갈(材料)=밑갈
このように「밑」には 「下・下に」という意味がある事を知っていれば、なんとなく意味を推測する事ができます。
他にも「이」というパーツでもみてみましょう。
ハングルの「이」には 「人」を表す意味をもっています。
例えば、
어린이 (子ども) という単語の成り立ちをみてみると、
「어리다=幼い」という形容詞と
「이=人」を表す語源でできています。
어리다+이=어린이
지은이(作者、著者)という単語の成り立ちをみてみると、
「짓다=文章などを作る」という動詞と
「인=人」を表す単語からできています。
짓다+인=지은이
上記のように、이がついた単語は 「人」を表す意味を持っていることが分ります。
このようにパーツが持つ本来の意味を理解する事で、推測する事もできるようなってくるのが「語源学習法」です。
「語源」を手がかりに覚える方法で書かれたテキスト「一度見たら忘れない! 韓国語の語源図鑑」などもあるのでご参考ください。
リンク
音声収録が付いていないのは残念ですが、単語がなかなか覚えられないなら語源知ると効率良く覚える事ができます。
語源を頼りに覚えても、聞き取れなければ意味がありません。
翻訳アプリで音声も必ず確認しながら学習を進める事をおすすめします。
電子書籍なら割引クーポンで安く購入できるストアもあります。
一度見たら忘れない!韓国語の語源図鑑
著:阪堂千津子
イラスト:しろやぎ秋吾
まとめ
「漢字語」、「固有語」、「外来語」には、それぞれ「語源=パーツ」があり、語源を頼りに覚えていく「語源学習法」があり、理解して覚える「意味記憶」を得意とする大人にとって効果的な方法と言われています。
「語源=パーツ」の本来の意味を知る事で、韓国語の学習を面白さがあります。
単語の学習に「語源学習法」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
そして韓国語の勉強を進めていく上で大切なのは、
初級→中級→上級と、自分のレベルにあった順番でいくことです。
単語を覚える進め方とは?
- 固有語 → 漢字源
- 単語 → フレーズ → 文章
初級から中級の時は、日常会話で使う事か多い
「固有語」を中心に覚えていきましょう!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
韓国語の学習ファイティン♪
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